私が ”習字” を始めたころの話
習字を始めたきっかけ
私が習字を習い始めたのは5歳になった時でした。
ちょうど幼稚園の年長さんになった時です。
母が、近所でできる習い事のうち、
一番リーズナブルだったものを選んだそうです ♪( ´▽`)
今は「自分が字が上手になりたかったから、娘には、ね」と言っています。
でもお陰様で、今こうして仕事として生かすことができていて、本当に嬉しいです。
感謝しています。
初めての日にびっくりしたこと
初めて習いに行った日のことを今でも覚えています。
先生がお手本を書いてくれたのですが、なんとそれは字ではなく、
絵でした。( ・∇・)!!
確か、こんな感じ。
子供心にすごく驚きました。
字しか書かないと思ってた (°▽°)
でも楽しく何枚も真似して書いて、
褒められてまた嬉しくて書いて。
ルンルン気分でまた来週も楽しみだなー♪ と思っていました。
悔しくてよく泣いていた頃
その習字教室は、毎月ひとつのお手本を、週1回、約1時間練習して月末に清書を提出し、
段々と級が上がっていく、という仕組みになっていました。
小学3、4年生頃までは、新しい手本になる度に、自分の思ったように上手く書けず、悔しくてよく泣いていました。
家に帰ってからも、気分が悪く、いつまでもメソメソふてくされいて、、
母に「いいかげんに泣くのやめたら」と言われた記憶が何度もあります。
時には、帰宅が遅い私を心配した母が迎えに行くと、泣きながら練習を続けていたようで、
先生は「もう終わりでいいと言っているのですが」、、 (^^;) と。
今思えば、それだけ上手に書きたかった。
諦めなかった自分、よく頑張ったと思います。
やっぱり私には合っていて、好きだったようです。
好きではないものからはさりげなく離れていたから。(゚∀゚)
思い通りに書けた時はとても気持ちが良く嬉しかった。
先生に褒められるのも、段々と級が上がっていくのも、学校で役に立ったのもとても嬉しく、
いつも上手に書きたい、と思っていました。
良い先生に巡り合えていたことに感謝
続けてこられたのは、最初に出会った先生の存在が大きいです。
習っていた教室にはたくさんの子供たちがいました。
明るくて、元気な先生なので
やんちゃ盛りの子供たちに、
「ほらー静かにしなさーい!!」
「コレ!!遊んでないで今は書きなさい!!」
「帰ったらちゃんと筆洗うのよー!!」
そんな先生の大きな声を今でもすぐ思い出せます。
先生のおかげで、私たちはのびのびと楽しくやっていました。
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2019年、コロナ前にお世話になった大好きな先生と会うことができました。
一緒においしいランチをいただきました。
その時にいただいた先生の作品です。
「居易」・・・きょい(安らかな状態にいるの意)
先生、いつまでも元気でいてね。
(つづく・・・^^)